確率と論理式
確率とは
=標本空間内において、特定の事象がどの程度起こるかを割合で表現したもの
宝くじを例にすると
標本空間=全ての宝くじを引く
特定の事象=宝くじが当たるという出来事
論理式とは
命題と呼ばれる式を論理演算記号によって結合された式のこと。
命題とは:真(真実であるか)か偽(偽りであるか)を判定することが出来る文章
例(真の命題:リンゴは果物である 偽の命題:犬は果物である)
論理演算記号:以下の演算記号がある
- ¬: 否定(文字通り否定です。集合では と表されます。)
- ∨ : 論理和(又は、orと同じ意味。集合では∪と表されます。)
- ∧ : 論理積(且つ、andと同じ意味。集合では∩と表されます。)
- ⇒ : 含意(含まれることを表します。集合では⊂と表されます。)
- ⇔ : 同値(同じであることを表します。集合では=と表されます。)
具体例
命題A:バナナは果物です。(真)
命題B:水戸は茨城の県庁所在地です。(真)
命題C:沖縄は日本の首都です。(偽)
命題D:黄色の房は果物です。(真)
上記の命題の場合、論理演算子を使うと下記のようになります。
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¬A:「バナナは果物ではない」となり、¬Aは「偽」となります。Aと真偽が入れ替わります。
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B∨C:「水戸は茨城の県庁所在地です。」又は「沖縄は日本の首都です。」となり、全体としては「真」となります。少なくとも片方が「真」であれば全体として真となります。
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B∧C:「水戸は茨城の県庁所在地です。」且つ「沖縄は日本の首都です。」は、「偽」となります。
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D⇒A:「黄色い房は果物です。」は「バナナは果物です。」という命題に包含されている(りんごが果物なら、りんごの種類の紅玉も当然果物)ので、こちらは「真」となります。
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A⇔A:「バナナは果物です。」は「バナナは果物です。」と同値(同じもの)であるため「真」となります。
参照https://qiita.com/devopsCoordinator/items/08e405a9c58cc203d016